Googleは「スマホ版」を基準に順位を決めている
これは好みや流行の話ではなく、検索の仕組みの話です。Googleは、サイトのスマートフォン版のコンテンツを読み取り、それをインデックスと順位付けに使う、と公式に説明しています。これをモバイルファーストインデックスと呼びます。段階的に進められてきた移行は2024年7月に完了し、現在はほぼすべてのサイトがスマホ版を基準に評価されています。
検索順位より先に、お客さんが離れる
ただ、順位の話は少し先の話です。もっと手前で起きているのは、来てくれた人がそのまま帰ってしまうことです。「地域名+業種」で検索する人の多くは、外出先や移動中にスマホで探しています。その人が知りたいのは、営業時間・場所・電話番号・料金といった、ごく単純なこと。それがすぐ読めないと、次のお店に移るだけです。
せっかく検索で見つけてもらい、クリックまでしてもらったのに、そこで取りこぼす。これがスマホ対応をしていないサイトのいちばん大きな損失です。
よくある「惜しい」スマホ対応
- 文字が小さい:指で拡大しないと読めないサイズになっている
- ボタンが小さい・近すぎる:隣のリンクを誤って押してしまう
- 電話番号が画像や文字のまま:タップしても発信できない(お店のサイトでは致命的)
- 横スクロールが出る:はみ出した表や画像で、画面が左右に動いてしまう
- 地図が使えない:Googleマップが埋まっておらず、住所の文字だけ
- パソコン版を縮小しただけ:情報量は多いのに、どれも読めない
特に3つ目は、直すのが簡単なわりに効果が大きいところです。電話をかけたいと思った人が、番号を長押しでコピーして、電話アプリを開いて、貼り付けて——そこまでしてくれる人はほとんどいません。
スマホ版だけ情報を削らない
見落とされがちな落とし穴があります。「スマホは画面が狭いから」と、スマホ版だけ内容を減らしてしまうケースです。Googleは、モバイル版にデスクトップ版と同じ内容を用意することを推奨しています。画像や説明文、ページの題名や説明も、両方で揃えるのが基本です。
スマホ版でだけ情報を削ると、Googleはその削られたほうを見て評価します。つまり、良かれと思った引き算が、そのまま評価の引き算になってしまうということです。長い文章は、隠して折りたためる形(アコーディオンやタブ)にするのは問題ないとされています。消すのではなく、畳む。これが正解です。
自分のサイトを確かめる、いちばん簡単な方法
- 01自分のスマホで、自分のサイトを開く(パソコンではなく、必ずスマホで)
- 02拡大せずに、本文が読めるか
- 03電話番号をタップして、発信画面が出るか
- 04予約・問い合わせのボタンまで、片手の親指で無理なくたどり着けるか
- 05横に指で払って、画面が左右にずれないか
難しい診断ツールは要りません。この5つを、お客さんになったつもりで試してみてください。1つでも引っかかったなら、直す価値があります。できれば、ご家族や従業員の方にも同じことを試してもらってください。作った本人は、どこを押せばいいか知ってしまっているので、どうしても甘く見てしまいます。
Q. スマホ用のサイトを、別に作る必要がありますか?
いいえ。今は1つのページが画面幅に応じて形を変える「レスポンシブ」という作り方が主流です。管理する場所が1つで済み、情報の食い違いも起きません。標 -SHIRUSHI- でお作りするサイトは、すべてこの方式です。
Q. 今のサイトを、スマホ対応だけ直せますか?
元の作り方によります。レスポンシブを前提に作られていれば部分的な調整で済みますが、かなり古い作りの場合は、作り直したほうが結果的に安く済むこともあります。まず現状を拝見してからご提案します。
Q. スマホ対応にすると、パソコンで見たときの印象は落ちませんか?
落ちません。同じ内容を、画面の広さに合わせて並べ替えるだけです。むしろ両方を前提に設計するほうが、情報の優先順位がはっきりして、パソコン版も読みやすくなることが多いです。
まずはスマホで開いてみることから
スマホ対応は、流行に合わせる話ではなく、来てくれた人を取りこぼさないための土台です。まずはご自身のスマホでサイトを開いて、上の5項目を試してみてください。標 -SHIRUSHI- では、初回のご相談は無料です。「今のサイト、スマホだとどうなんだろう」という段階でも、遠慮なくご相談ください。